幸福のための人間レベル論

マインド・考え方
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「幸福」という文字を見ると、個人的にやや不信感🤨を持ってしまいつつ、、、
人間レベル論」というワードに惹かれて読んでみました。

人気恋愛カウンセラーの方が書かれた本となり、
豊富な人生経験と鋭い洞察力を基に書かれています。

例えられている「フィールド」は
 けだもの
  →きつね
   →うさぎ
    →チワワ
     →ハリネズミ
      →ねこ
       →ライオン
        →ペガサス
         →お釈迦さま

となり、「人間レベル」や「フィールド」という視点から、
自分の現在地や思考の傾向を客観的に見つめ直す機会にもなりました。
(「けだもの」から「お釈迦さま」の表現はなかなか独特です。。。)

どのフィールドが良い悪いではなく、
まずは自分の位置を知り、望む方向へ進む意志を持つこと。
その上で、承認欲求や固定観念から少しずつ距離をとって、
自分自身にとって納得のいく選択を重ねていくことが大切なのだと感じました。

私が読みマーキングした文章の一部をご紹介します🐻

📘 『幸福のための人間のレベル論
 「気づいた」人から幸せになれる


 著者 : 藤本 シゲユキ
 発売日: 2018年9月
 出版社: さくら舎
 ページ: 256ページ

🔰こんな方にオススメ

人間関係にモヤモヤを感じている方

友人、職場、家族など、日々の人づきあいの中で「なんとなく息苦しい」と感じることが多い方に。本書はその原因を“対人関係”の構造からひも解き、少し距離を取る視点や、冷静な線引きのヒントを与えてくれます。

「自分を変えたい」と思いつつ、何をすればいいか分からない方

自己啓発や成長に興味があっても、どこから手をつければ良いか迷っている方に。現状の自分の“フィールド”を見つめ直しながら、無理なく次のステージへ向かうための心構えや習慣を学べます。

人の評価が気になって、本音で生きづらいと感じている方

他人の目や世間体に振り回され、自分らしく振る舞うことが難しいと感じている方にとって、「承認欲求」の扱い方についての話は、深く心に刺さるはずです。

今の生き方に何かしらの“違和感”や“息苦しさ”を感じている方

仕事や生活が一見うまくいっているように見えても、どこかに違和感を抱えている方に。本書では、「自分のフィールドに気づくこと」が人生の転機になり得ることを、さまざまな角度から教えてくれます。

頑張っているのに、なぜか報われないと感じる方

努力しても人間関係や成果に結びつかない、その理由が分からないという方に。本書はその背景を、心理学や仏教的視点も交えながら分かりやすく解説し、自分の立ち位置を客観視するヒントを与えてくれます。

📍ピン留めしておきたいコトバ【10選】

人間関係のしんどさって何?

そんな対人関係が元になっている悩みでもっとも根深いのが、本書で何度もお伝えしている「世間体や人の評価」に縛られた考え方なんですよ。
― 第3章「「気づいていない」ステージから「気づいてる」ステージへの昇格Ⅱ」より(電子書籍版)

生きづらさの多くは、実は「人との関係」に根を持っています。どんなに物事が順調でも、誰かとの摩擦があるだけで、心は重くなるものです。人間関係の悩みは決して個人の弱さではなく、誰もが直面する共通の課題だと感じます。だからこそ、自分なりの向き合い方を持つことが大切です。

フィールドってなに?自分はどこ?

「人間レベル」という書き方をしているので、誤解を招きやすいかもしれませんが、前述のように、ステージやフィールドが上になればなるほど幸福度が高い生き方ができるようになり、人や社会に愛をもって貢献できるようになるというのが、人間のレベル論です。
― 第1章「人間の幸福レベルについて」より(電子書籍版)

人は誰しも、自分の「心の状態」に応じたフィールドにいるという考え方が印象的でした。けだものフィールド、きつねフィールドなど、例えがユニークでわかりやすいですが、実は自分自身の現在地を見直すヒントになっている気がします。他人との関係に悩んだとき、自分がどこに立っているかを確認するだけで、少し心が整理されます。

他人と分かり合えない理由

今まで話していた人たちとことごとく話が合わなくなるというもの。
― 第4章「「気づいている」ステージ・ねこフィールドから降下しないために」より(電子書籍版)

違うステージにいる人同士は、そもそも分かり合うことが難しいという前提があるだけで、人間関係に対するストレスが軽くなりました。相手を変えようとするよりも、「今は分かり合えなくても当然」と受け入れることで、自分の心を守ることができます。この視点は、今後の人付き合いに大きな影響を与えそうです。

理想の自分になるには?

しっかりとないものを自覚し、自分の悪い部分を受け入れることができると、そこから人生は変わっていくんです。
― 第2章「「気づいていない」ステージから「気づいてる」ステージへの昇格Ⅰ」より(電子書籍版)

理想の自分になるために必要なのは、特別な才能や環境ではなく、「そうなると決める」意志と日々の積み重ねだと感じました。習慣こそが自分をつくるという言葉は、シンプルだけれど重みがあります。目指す自分にふさわしい行動を、日常の中で自然にできるよう意識していきたいです。

思考が未来を作る?

目の前に起こっている現実は、すべて過去の自分が選択した結果である。
― 第2章「「気づいていない」ステージから「気づいてる」ステージへの昇格Ⅰ」より(電子書籍版)

思考→言葉→行動→習慣→性格→運命、という流れが腑に落ちました。私たちの未来は、今この瞬間の「考え方」から静かに形づくられているのだと感じます。日々、どんな言葉を使い、何を信じているのかを丁寧に見直すことで、少しずつでも自分の運命を変えていけるのかもしれません。

固定概念のウソに気づこう

固定観念なんて、自分が信じた「ただのウソ」なんです。そして、かならず真逆の人生は存在するし、あなたに合ったやり方でその人生を歩ける方法が存在します。
― 第2章「「気づいていない」ステージから「気づいてる」ステージへの昇格Ⅰ」より(電子書籍版)

常識と思っていたものが、実は多数決で決まった主観にすぎないことも多いという視点にハッとさせられました。疑うことは決して悪いことではなく、「自分にとって本当のこと」を見つけるための第一歩なのだと思います。既存の枠にとらわれず、自分に合った生き方を探す勇気を持ちたいです。

承認欲求に振り回されない

年齢を言い訳にしてできないと思ってしまうのは、世間体や人の評価に縛られているか、所詮その程度の熱意しかない夢だったということです。
― 第3章「「気づいていない」ステージから「気づいてる」ステージへの昇格Ⅱ」より(電子書籍版)

誰かに認められたいという気持ちは自然なものですが、それに振り回されると本来の自分を見失ってしまいます。必要のない承認欲求は、潔く手放すことも選択の一つです。他人の目より、自分の感覚を信じること。その大切さに、改めて気づかされました。

やりたくないこと、やらなくていい?

日常にある選択肢を「妥協せずに選ぶ」ことが真に「やりたいこと」を選択するために必要なリハビリになります。
― 第3章「「気づいていない」ステージから「気づいてる」ステージへの昇格Ⅱ」より(電子書籍版)

「やりたくないことをやらない」という選択には勇気が要りますが、自分の心に正直になるほど、生き方がシンプルになります。「本当にやりたいこと」を選ぶためには、小さな自己満足を大切にする姿勢が不可欠です。我慢を美徳とせず、日々の選択を丁寧にしたいと思いました。

失敗はチャンス

もっと人生を大きく変えたい、さらなる飛躍がしたいと思っている人は、リスクある道を選択したほうがいいのではないでしょうか。
― 第3章「「気づいていない」ステージから「気づいてる」ステージへの昇格Ⅱ」より(電子書籍版)

失敗はチャレンジした証であり、避けるものではないという言葉が印象に残りました。うまくいかない経験を通じてしか得られない気づきや成長があるのだと思います。大きな挑戦にはリスクも伴いますが、そのリスクを受け入れることが、飛躍への入り口になるのでしょう。

人間関係の線引き、ちゃんとできてる?

つい八方美人になってしまうという人は例外なくと言っていいほど、人間関係の線引きができていません。
― 第3章「「気づいていない」ステージから「気づいてる」ステージへの昇格Ⅱ」より(電子書籍版)

誰とでも分かり合う必要はないという事実を、もっと早く知っていたらと思います。無理に付き合わなくていい人とは、適切な距離を保つこと。それは冷たい態度ではなく、自分の人生を守るための知恵です。「この人はなぜこうなったのか」という視点を持てば、相手との関係にも冷静になれる気がします。

💡まとめ:読んでよかったポイント

ここまで読んでいただき、ありがとうございました🙇‍♂️

本書を通じて、私たちが抱える生きづらさの多くが
対人関係」や「他者からの評価」によるものだと再認識しました。

「自分はどのフィールドだろう❓」と考えながら読んでいましたが、
自分の位置を知り、望む方向へ進む意志を持つことが大切で、他人の期待に縛られることなく、
自分自身にとって納得できる選択をすることが重要だと感じました。

自分らしく生きるためには、人との距離感や日々の選択を意識的に見つめ直すことが必要です。
少しずつ、自分に合った生き方を見つけていきたいと思います。

この記事を読んでくださったあなたが、
どんな立場にあっても、何かひとつでも「これやってみようかな」と
思えるヒントを見つけてくれていたら、うれしいです。

自分の意思での道選びを実践してみましょう❗️

引用箇所において一部誤入力があるかもございません。予めご了承下さい。