エッセンシャル思考①

マインド・考え方
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「さあ、あなたも今すぐ99%の無駄を捨てて1%に集中しよう!」私がこの書籍を読んでいるときに、マーキングした文章の一部を2回に分けて記載します。今回はその1回目の記事となります。

プロフィールにも書いていますが、もともと読書が苦手な私が、この本を読んで印象に残ったことをまとめてみました。個人的な感想ですが、よかったら参考にしてみてください。

📘エッセンシャル思考
 最少の時間で成果を最大にする


 著者 : グレッグ マキューン
 翻訳 : 高橋 璃子
 発売日: 2014年11月
 出版社: かんき出版
 ページ: 320ページ

🔰こんな方にオススメ

現代社会の多忙さに埋もれてしまいがちな私たちに対し、意識的に優先順位を見直し意味のある選択をすることの重要性を説いています。

『エッセンシャル思考』は、自分にとって本当に重要なことだけに集中し、それ以外のことを削ぎ落とすことで、最大の成果を上げるための思考法を提唱しています。

📍ピン留めしておきたいこと『5選』

エッセンシャル思考の本質

エッセンシャル思考とは、まさに「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方だ。

自分の時間とエネルギーをもっとも効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果を上げるのが、エッセンシャル思考の狙いである。

要するにエッセンシャル思考とは、自分の力を最大限の成果につなげるためのシステマティックな方法である。やるべきことを正確に選び、それをスムーズにやりとげるための効果的なしくみなのだ。

本当に重要なことにイエスと言うために、その他すべてにノーと言うのだ。

エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方です。多くのことに手を出し、結果的にどれも中途半端に終わるのではなく、厳選した重要なことにエネルギーを集中することで、最大限の効果を得られます。

選択の重要性

 「やらなくては」ではなく「やると決める」。「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」。「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」。

「全部手に入れよう、全部やろう」とするうちに、私たちは知らず知らず何かを失っている。

選ぶという行為に自覚的でなくてはならない。選ぶ力は自分だけのものであり、何者にも奪えないということを理解しなくてはならない。

エッセンシャル思考の人は、たっぷりと時間をかけて選択肢を検討する。やるべきことを正しく選べば、その見返りはとてつもなく大きいことを知っているからだ。エッセンシャル思考の人は、多くをやらなくてすむように、多くを吟味するのである。

私たちは日常的に無意識に物事を引き受けがちですが、エッセンシャル思考では「何をやるべきか」を自分で主体的に選択することが求められます。他人や状況に流されるのではなく、自分にとって最も価値のあることを見極める力を養います。

ノーと言う勇気

他人からのプレッシャーに負けず、きっぱりと上手に断ることは、エッセンシャル思考の必須スキルである。と同時に、もっとも難しいスキルでもある。

人はノーと言う勇気のある人を高く評価し、尊敬するのだ。

ノーを言うことは、優秀な人の必須スキルだ。

「われわれに必要なのは、もっとゆっくりイエスを言い、もっとすばやくノーを言うことだ」

重要でないことに対しては、迷わず「ノー」と言うことが必要です。断ることは決して無責任ではなく、自分のエネルギーを本当に必要なことに使うための選択です。著者は、相手に対して誠実に伝えながらも、自分の価値観を尊重する方法を紹介しています。

本当に重要なことの見極め方

「この仕事は、自分が今やれることのなかでいちばん重要か?」

 「80対20の法則(パレートの法則)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。19世紀末に経済学者のヴィルフレド・パレートが提唱した法則で、成果の80%は20%の努力に起因するという説だ。

本当に重要なものごとを見極めるために必要なことは5つ。
じっくりと考える余裕、情報を集める時間、遊び心、十分な睡眠、そして何を選ぶかという厳密な基準だ。

「今、何が重要か(What’s Important Now?)」という問いだ。

エッセンシャル思考では、何が最も価値のあることかを見極めるために「90点ルール」を推奨しています。自分の中で90点以上の評価をつけられないものはすべて切り捨てることで、より重要なものに集中できるようになります。

断捨離と時間管理

人生も仕事も、クローゼットと同じだ。必要なものと不要なものを区別できなければ、どうでもいいことで埋めつくされてしまう。捨てるしくみをつくらないかぎり、やることは際限なく積み上がっていくばかりだ。

「どうやって全部終わらせようか」と考えるのをやめて、「どの問題がいちばん重要か?」と考えよう。

気体が空間を満たすように、仕事は与えられた時間いっぱいに広がっていく性質がある。

余分な物やタスクを手放すことで、心の余裕やクリエイティビティが生まれます。不要な会議や無駄なメール対応に時間を費やさず、自分のエネルギーを最大限に活かせる活動に注力することが推奨されています。

💡まとめ

エッセンシャル思考は「より少なく、しかしより良く」を目指す生き方です。重要なことを見極め、自分で選択する力を養うことで、最大限の効果を得られます。特に「ノー」と言う勇気や、90点ルールによる判断の基準は、限られた時間とエネルギーを有効に使うための指針になります。日々の選択に迷ったとき、エッセンシャル思考の考え方が役立つと感じました。

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